前回、不登校の中学3年生次男の面談に、妻が出席したことを投稿しました(過去記事「中学校での面談①」)。
教師は一生懸命だけれど、不登校を理解しきれない
恐らく4人の教師全員、我が次男の事を考えてくれてるのだと思います。
しかし、先生たちは自分自身や家族等で不登校の経験が無いため「学校に戻す(=登校する)事が正解」と考えている(先生が多い)のだと思います。
私自身も、息子たちが不登校になるまではそのように考えていましたので、先生たちを責める気はありません。
でも、この「保護者の考えと、教師の考えのミスマッチ」って、全国多くの小中学校で起きていることだと思います。
そのため、無意味な言い争いに発展する事もあるでしょうから、早く何とかしてほしいですね。
この解決は「教師が不登校の知識を増やす」ではなく、「学校以外の学びの場を作り、(正式に)認める」だと思っています。
「不登校は当事者にならないとわからない」し、「不登校といっても、その子によって理由は様々」なので、教師がいくら不登校の勉強をしても理解しきれないですし、登校できない子も「劣等感」をずっと持つことになります。
学校を選択肢の一つに
「ホームスクールやフリースクールを正式な学習の場として認めて、出席や成績を評価するのは教育委員会(学校ではなく)」などとするのも一案だと思います。
ここでは「評価するのが”学校ではない”」という点がとても大事です。
現在のように、学校が評価するならば、今後も「学校中心」の教育が継続されます。
そうではなく「学校も選択肢の一つ」という形にしないと、学校以外のフリースクール・ホームスクールは「脱落者の場所」のままです。
文科省も”一定の要件を満たす場合に、不登校児童生徒が学校外の機関や自宅等で行う学習の成果を成績に反映できる”と伝えていますが実際にはあまり実施されておらず、学校教育法施行規則等を改正することまで考え、意見の募集を現在しています(2024年7月11日~8月15日)。<文部科学省:学校教育法施行規則の一部を改正する省令等(案)に関するパブリック・コメント(意見公募手続)を実施します>
ただ、これもあくまでも「学校中心」で、「学校に」出席扱いを認めてもらうという事が前提にあるようです。
うちの次男は勉強も集団行動も苦手なので、高校も全日制の進学校などは合わないと思っていますので、中学校の出席や成績などはもはや私は気にしていません。
不登校のデメリットは植え付けられる劣等感
それよりも、次男について気になる事は、感じ続けているであろう「劣等感」です(過去記事「もはや気にならなくなった次男の不登校。でも、いまだに唯一マイナスと感じる事。」)。
現在、フリースクールの費用を自治体が補助する例も出てきて、徐々にフリースクールも認められてきている感はあります。
しかし、うちの次男はフリースクールにも行ける状態でもないので、それ以外の学びの場が必要で、今思い浮かぶ事としてはホームスクールくらいでしょうか。
などと言っているうちに、もう次男も義務教育終了間近です。
次男には間に合いませんでしたが、今後の日本の子供達のためにも「学校以外の学びの場」をできるだけ早く作り、認めていってほしいものです🙏