苦しい子が日本で増えている
世の中は景気も良くないですし、世界情勢も悪く、なかなか明るい気持ちになりにくいですね。
そして、やはり幼い子供たちの不幸は、さらに気持ちを暗くさせます。
海外紛争地の、幼い子供達のボカシ加工された悲惨な映像などは本当に世の中の不条理を感じます。
日本ではあのような紛争被害は現在無いでしょうが、「日本の子供たちは幸せか?」との問いに対しては、イエスとは答えられない大人が多いのではないでしょうか。
子供の不登校は現在も増え続けており、児童・生徒の自殺者数が過去最高になった事も先日報道されました。
「子供は苦しんでいる」という事です。
大人が描く子供の将来像
そして、それを大人は解消できていない。むしろ、悪化させている。
文科省がもっと大きな方針変更・改革をすべきでしょうが、この10年・20年の悪化している現状を見れば、なかなか難しいと思わざるを得ません(過去記事「通信制”中学”を文科省は認可していない①」)。
では、あきらめるのか?
もちろん、このまま悪化していって良いわけがありません。
となると、大人ひとりひとりが意識していく必要があるでしょう。
そして、「子供がいる家庭」が当事者ですから(私を含め)、「各家庭でできる事をやっていく」が現在最もできることだと思います。
ついつい親は「子供の将来のために、今のうちから頑張らせよう」と考えてしまうかもしれません。
でも、「それが良い刺激になる子もいれば、過度なプレッシャーになる子もいる」。
その見極めを親が慎重に判断していけば、少し幸せになる子が増えていく気がします。
世間の教育論に親は惑わされないように
この見極めは簡単ではないかもしれませんが、我が子の状態に気をかけていれば、何かしらの兆候をキャッチできる確率は高まります。
その時に「親が描いている子供の将来像ではなく、現在の我が子の気持ち」を優先させてやることができれば、親子の関係も少しずつ良い方向に向かい、子供も家庭での居心地の良さを実感できるかもしれません。
子供の好み・性格は多様ですので、対応の正解というものは無いでしょうから、親も手探りで不安になりますが、「この子育て方法が正解!」とメディアなどで言われていることをそのまま我が子に当てはめることはとても危険だと思っています(特に「教育」については)。
不登校の我が息子たちが次第に元気になってきたのを見て、「将来の事よりも、現在が大切」と最近感じたため、本日はこのような投稿をいたしました。