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「麹町中学校の型破り校長 非常識な教え」本を読んで

読書(学校・教育に関する)

東京の公立中学校での改革。

工藤勇一(元校長)先生が書かれた書籍「麹町中学校の型破り校長 非常識な教え」を最近読みました。

最後まで読んでの一番の感想は「私が”学校はこうなってほしい”と思っている事とほぼ同じことを工藤先生も思っていた。そして、それの多くを実行・実現し、すごい!」です。

「自分が教員だったらこういう学校にしたいなあ」と私が思っていた事と、工藤先生の考えていたことが同じだったことは驚き、うれしかったです。
しかし、私は「それは日本ではほぼ不可能」とも思っていましたので、それを校長として日本の中学校で実現したことに大変驚きました。

書籍なので、良い事を中心に書かれ、悪い点はあまり触れていない可能性はありますが、それでも「こんな中学校が私の地域にあれば、是非息子を入学させていただきたい」と思いました。

子供のずっと先の将来の事を考えているか

本書の中では、色々と具体的なアドバイスが書かれていますが、基本は「子供のずっと先の将来の事を考えた教育をしましょう」と言う事だと読み取りました。
「数年後の高校受験・大学受験、そしてどこに就職するか」でなく、もっと先の生き方まで考えての教育が重要であると語っていると感じました。

終身雇用がほぼ非現実化しているにもかかわらず、有名企業就職を人生の目標にしてしまっては、例え就職したとしても20年後に職を失った時に対応する力がありません。
生きていく力を身につけよう。そのための考える習慣を導き、大人の一方的な押し付けはやめましょう。」という事です。

生徒も親も多様

一方、「本書に共感できる人もいれば、同意できない人もいる。」と思います。
そして、それは各人・各家庭の判断で良いかと思います。

そういう点では、私立・公立の選択肢がある東京だから、より実現し易かったとは思います。
我が家のような地方だと住んでいる学区の公立中学校に行くしかないため、やはり「受験重視」を望む家庭と同じ学校で混在し、難しい改革だと思います。

しかし、「リーダーがその気になれば可能。でも、かなりのエネルギーが必要。」
と言う事が本書から読み取れました。
あまり、教育の本を一冊読むことは少ないのですが、とても良い事を知ることが出来たと感じました。

そして、この中学校の卒業生たちのその後(10年後くらい)を知りたいと思いました。

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