不登校の中学2年の次男は、私と一緒に食事をしません。
私だけでなく、妻とも長男とも一緒に食事をしません。
「一人で」食べたいのです。
もっと言うと「一人じゃないと食べられない」と感じている様です。
昔から、感覚過敏もあり好き嫌いが多かった次男は食べられない物が多く、周りから「これ食べなよ、おいしいよ」と言われることがプレッシャーだった様です。
次第に一人で食事をするようになる
それでも、小学校低学年の頃までは自宅では一緒に食事をしていました。
小学4年生で不登校になった当初も自宅では一緒に食事していましたし、私の実家にも行き、イヤイヤながらも親戚と一緒に食事をしていました。
しかし、親戚と会う頻度も減り(コロナの影響もありましたが)、自宅でも一人で食べるようになっていきました。
昼夜逆転もあったので、食べるタイミングが違うという事もありましたが、夕食などはタイミングは合うのですが一緒に食べたがりません。
自分で食事を準備するようになった次男
当時は、妻が「次男用の」食事を別で準備しなければならず大変でしたが、今は次男が自分で電子レンジを使ったり、缶詰具材を活用して食べる事ができるようになったので、妻の負担は減ったと思います。
また、食物アレルギーが減ってきたのか食べるものについても妥協できるようにはなってきています(過去記事「次男が食べ物で妥協できるようになってきた」)。
私自身も「次男と一緒に食事をしたい」気持ちはありますが、次男のプレッシャーになってまで一緒に食べたくないとも思い、現在も別々に食べています。
他の人から見たら「甘い親」「寂しい家庭」なのかもしれませんが、我が家の現状ではこれがベストと私も妻も思っています。
「本人の好きな物ばかり食べていたら栄養のバランスが…」とも言われそうですが、栄養バランスを考えていたら次男が食べるものが無くなるのです。
これも当事者となった経験の無い人にはわからないと思いますので、やはり「甘い親」と思われるのでしょう。
世間で言われている事が正しいとは限らない
巷で言われている「子供の理想の生活」に関しては、息子たちの不登校をきっかけにかなり疑いを持つように私はなりました。
・早寝早起き
・朝食は必ず食べる
・食事はバランスよく
・牛乳は飲みましょう
・計算ドリル・漢字ドリルを反復練習
・ゲームは良くない
・スマホは良くない
これらは、息子たちが不登校になる前は私も信じていましたが(というよりも、周りが言っていたので鵜呑みにしていた)、息子たちが理想の生活どころか普通の生活も難しくなったので、深く考えるようになりました。
そうすると、うちの息子たちにとっては子供の理想の生活像は、とても苦痛なものですし、将来役立つとも思えなくなってきました。
この辺りのことは、各家庭で子供の状況を見ながら親が判断する必要があり、「理想の生活はその子供によって異なる」と、今は思っています。
息子たちの状況を見ながら、我が家なりの理想を見つけ、まあまあの生活を送っていきたいと思います😊