私の息子二人は不登校を経験し、現在長男は通信制高校生で、次男は今も不登校の中学生です。
息子たちが「正規のルート」から外れたことで、私自身の固定観念もだいぶ溶けて「息子達には自分のやりたい事をやってほしい」と心底思うようになりました(過去記事「2023年、ありがとうございました」)。
かつてベビーブームがあった
私は”第2次ベビーブーマー”や、”団塊ジュニア世代”と呼ばれる非常に人口の多い年代に生まれました。
昨年(2023年)の日本の年間出生数が約75万人と過去最少を記録しましたが、私が生まれた年の出生数は200万人を超えていたらしいです。
という事は、同級生も多かったわけですが、ライバルも多かったという事です。
学業でも、部活動でも常に「競争」を意識させられていた気がします。
まあ、日本経済も右肩上がりの時期でしたので「頑張って競争に勝てば、人生の勝者になれる」という雰囲気が日本全体にあったのかもしれません。
終身雇用制度は崩壊
しかし、いざ就職の時期になると”バブル崩壊”により、右肩下がり・・。
大人の言う通りに真面目に勉強してきたのに就職できなかった人たちも出てきましたし、就職できたものの途中でリストラされたり、会社自体が倒産し職を失う人も出てきました。
かく言う私も、息子たちが不登校になるまでは「向上心を持って、競争に勝ってほしい」と思っていた気がします。
しかし、その競争のレールから外れたことで、「別の道を探すべき」と思うようになり、息子達には「自分の好きなことをやってほしい。それが将来役に立つ可能性が最も高い」と今では思っています。
親として、
でも「私自身はどうなのだ?」とちょっと考えてみると・・
「家族のために収入を確保しなければならない」「私が仕事を辞めると同僚が困るだろうし」などと(言い訳を)考えて、好きなことを充分できていない事に気付きました。
家族のために収入を得る事も重要ですが、「子供達に言うからには親が先導し示す」ことも大切です。
「大人は大人、子供は子供」では、息子たちも十分納得できないでしょう。
そんなことを考えながら、「自分が本当にやりたい事は何なのか?」と最近は色々と考えたりします。
現在、長男が高3、次男が中3なので、今年度末は我が家族にとって大きな区切りになります。
私も自分のやりたい事に挑戦する準備をしていきたいと思います。