中学校の卒業式の日が近づいてきました。
3年間一度も登校していない
一度も登校していないので、「卒業式」と言われても次男本人には何の思い入れも無さそうですが。
1か月ほど前に担任の先生から妻に、卒業式のいくつかの選択肢を提示があったそうです。
①卒業式に通常通り参加する。
②正式な卒業式後に、卒業式に参加したくない生徒だけの少人数ミニ卒業式に参加する。
③担任の先生が我が家に来て、卒業証書を渡してくれる(本人または親に)。
④親だけが来校し、親が卒業証書を受け取る。
担任の先生は②または③を希望している雰囲気だったようですが、次男は②はもちろん拒否で、③もイヤな様です。
「担任の先生が自分の家に来る」ことが、少し怖いのかもしれません。
担任の先生は、これまでも数回我が家にプリントを届けに来てくれたことがありましたが、次男と会った事はありません。
ですので、次男にとっても「ぜひ会いたいという想いは無い」のでしょう。
一方、担任の先生は責任感からか「何とか最後に会いたい・直接卒業証書を直接渡したい」という想いがあるのでしょうか。
我々親は、担任の先生とは適度な距離間でしたので、私と妻は担任の先生に感謝をしています。
しかし、次男は会った事も話をしたことも無いので、特別な感情を持たないのも当然な気がします。
結局、④(親だけが来校し、親が卒業証書を受け取る)を次男は選択し、妻が卒業式の日の夕方に中学校に行く事になりました。
卒業式当日
当日、妻が中学校に行くと、校長先生と担任の先生が出迎えてくれて、校長先生が卒業証書を読み上げながら妻に渡してくださった様です。
先生方に御礼を伝え、他の配り物も受け取り帰宅しました。
これで、我が家も義務教育から解放です!
長男の事を含め、色々とツラい事が多かった日本の義務教育。
長男が不登校時にやったPTA会長はツラい部分もありましたが、学校の問題・保護者の問題などを知ることができた良い機会でもありました。
必要な教育改革
今後、日本の義務教育がどうなっていくのかは大きな不安ですが、既存の学校を変えるよりも、「新たな教育の場を創る」ほうが子供達にとっては有益だと思っています(過去記事「通信制”中学”を文科省は認可していない①」)。
そして、これは将来の日本の国力につながるものです。
現在の政治家・官庁には期待できない部分も大きいですが、官僚の中には子供の教育について真剣に考えている人もいらっしゃると思います。(でも、既得権益などに潰されている)
是非、そのようなかたには地道に頑張っていただきたいと思っています。
これで、我が家は義務教育とはお別れですが、うちの息子たちのような不登校が今後減っていくことを願っています。
P.S. 妻が受け取った学校からの配り物の中に、修学旅行や文化祭の楽しそうだクラス写真と、その裏には次男への寄せ書きメッセージがありました。妻は「こんな楽しそうな他の子の写真は見たくないし、次男にもとても見せられない」と、不満のようでした。このようなミスマッチを防ぐことは難しい(当事者にならないとわからない事が多いので)と思うので、やはり学校外に学びの場を創る必要性をさらに感じました。