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高校2年の息子の教科書を見て思ったこと

通信制(長男 高2)

通信制高校2年生になった長男に、先日新しい教科書が届きました。

以前好きだった数学教科書の内容が分からない…

ちょっと中を見てみると・・・

わからない事だらけです。

私自身が昔好きだった教科である数学の教科書を見ると

Σ という記号。

「この記号何だっけ?見たことあるけど」という感じです。

読んでいくと「シグマ」と読むらしいことがわかり、「そういえば聞いたことあるなあ」くらいの感覚です。

どのように使うのか・計算するのかは全く思い出せません・・・

この勉強は将来役立つ?

中学・高校時代に私が好きで得意だったのが数学で、現在も(どちらかというと)理系の仕事をしていてもこんな状態ですから「これほど難しい事勉強しても、将来使わない生徒がほとんどだろう」という事を強く感じました。

「学びに無駄は無い」という正論はよく耳にしますが、時間と体力が無限にあればその通りです。

しかし、貴重な青春時代に将来使わなそうな事にイヤイヤ大量時間を費やすことがどうなのか・・・

今になって、かなり疑問に感じました。

「現在なぜ私が分からないか」と言うと、「最近使っていないから」です。

「最近」て、いつからなのか過去に遡って考えてみると・・・

「大学入学」以降使っていない気がします。

受験では必要

大学に入るため(大学入試)に必要だっただけです。

大学に入学しなければ今の仕事はできていないので、一応「必要だった」事にはなりますが、「俺の青春を返してほしい」と思う部分もあります😅

数学者にでもなれば「とても役立つ勉強だった」と言えたと思いますが、数学者になる割合って低そうです。

「正解がある回答をを素早く答える」よりも「正解のない問題に対して、どんな答えを導くか」が大切と言われる現代。

過去記事(「10年後、君に仕事はあるのか?」書籍を読んで)で紹介した「ジグソーパズル」よりも「レゴブロック」の考えが分かりやすいです。

しかし、このレゴブロックの作成能力を大学入試で評価するのは、なかなか難しいのも事実です。

点数化しなければ「合格」「不合格」の順位付けをできませんが、点数化は難しいでしょう。

点数化するとすれば、採点者の主観的な判断が大きくなります。

今後も受験では必要

となると、大学入試のスタイルは今後も大きくは変わらない(しばらくは)と思われます。

ですので、今の受験スタイルが合っている子はこのまま受験勉強をするのが良いかもしれませんが、合っていない子は「イヤイヤ勉強して、何とか大学入ったのに、現在無職」という事になる可能性が高まるでしょう。

うちの息子たちは、今の教育・受験システムからは外れていますが、それでよいと私は思っています

むしろ「そのレールから外れた能力を伸ばしてほしい。それがきっと将来役に立つ」と考えています。

とは言え、先が見えない現代です。
何が良いかは、将来にならないとわからない部分が大きいでしょう。

でも、「今勉強していることが将来使わない可能性が高い」事は、子供たちに教えてあげるべきだと、最近思いました。

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