妻のクジ引きで、長男の小学校卒業式で謝辞を述べることになってしまいました(過去記事「卒業式で保護者代表の謝辞①」)。
当日、式は順調に進み、卒業生保護者代表(私)が謝辞を述べる順番が回ってきました。
「できるだけ短く」と自分で考えた謝辞です。
この時、小学6年の長男も小学3年の次男も、この式には参加しており私の謝辞を聞いていました。
この1か月後から次男は不登校に…
当時は何とも思っていませんでしたが「この卒業式の1か月後に次男は不登校になり、以後登校することなく卒業した」事を考えると、この時の私の謝辞は感慨深く思えてきます。
そういったこともあり、その時の私の謝辞をここに記載致します。
学校に対する当時の私の気持ちは現在と異なる部分はありますが、当時のものをそのまま載せたいと思います。
私の謝辞
僭越ではございますが、卒業生の保護者を代表しまして、一言お礼の言葉を述べさせて頂きます。
本日は子供達のためにこのような立派な卒業式を開いて頂きましてありがとうございました。
先生方ならびに来賓の皆様に、心より御礼申し上げます。私は、○○小学校の行事に伺うことはなかなかできませんでしたが、運動会だけは、極力参加させていただきました。
その中で、一番印象に残っている事といえば、騎馬戦です。
赤組・白組、まったく異なる作戦を立て、チームで協力して勝利を目指していました。
とにかく守備を固める作戦、一方大将を守りつつ攻撃重視の作戦。勝利のためにはいろいろな方法があるものだと感心させられました。卒業生のみなさんは、今後多くの困難に遭遇すると思います。
しかし、その時には、あの騎馬戦のように、方法を自分で考え、強く乗り越えてほしいと願っております。
変化のスピードが速いといわれる現代において、中心となるのは若い人たちです。
10年後の未来を想像することは不可能と言われていますが、その10年後に活躍するのは皆さんの世代です。
卒業後も多くのことを経験し、大きな人間になってください。担任の先生をはじめ、諸先生方には、本当に感謝しかございません。
家庭では教えることのできない、集団生活における自主性・協調性の大切さをご指導いただきました。
この○○小学校での貴重な経験は、子供たちにとって大きな財産になるはずです。
本当にありがとうございました。以上、私からのお礼の言葉とさせていただきます。
平成31年3月X日 卒業生保護者代表 かにーじゃ
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「短時間で」を意識して作った謝辞で、事前の練習では1分50秒~2分でした。
今の私からすると、当時の私は「学校の事をわかっていなかった」と思われる部分もあります。
実際、学校へのかかわりは謝辞の中で述べた通り運動会くらいでしたから・・・
当時は仕事の休暇取得が大変であり、卒業式への参加はとても嫌でしたが、この後すぐに次男が不登校になった事を考えると、次男の小学校生活の最後に少し関われたことが、とても貴重だったと思えます。
「大人たちが喋り続ける卒業式」は好ましくないと思っていますが、不運にも(?)その役割にあたってしまった保護者の方に少しでも参考になれば幸いです。