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教育に対する親の固定観念

不登校(次男 中1)

次男が不登校になってから、まもなく4年になります。

今は私の気持ちもだいぶ落ち着きましたが、当時はかなり精神的に追い詰められました(過去記事「小学4年で不登校に」)。

なぜ、そんなに追いつめられたのかを考えてみると「自分自身の固定観念があったから」だと思います。

なぜ、子供達は学校に行き勉強するのか?

「学校は行くもの」「学校の試験もできたほうが良い」と当然のように思っていました。

昔から「どうして子供は勉強しなければならないの?」という子供たちの問いがあったと思います。

それに対する返事に大人が困ってしまうという話も、何度も聞いたことがあります。

学者・教育者の人たちの模範回答として私が一番しっくりきたのが

「将来自分がピンチになった時に役に立つ知識を蓄えるため」

という返事でした。

ただ、複数の回答の中で一番納得できたという事であって、完全にすっきりした答えではありませんでした

それでも、幼き息子達には「将来のために、勉強しとけよ~」と時々鼓舞していました。

ですので、次男が不登校になった時には「息子の将来が無くなった・・」とすら感じ、かなり絶望的な気分になりました😰

学校で習う事が、次男には将来役立たないのでは?

でも、「今の学校での学びが将来のピンチ時に本当に役立つのか?」という疑問が湧いてきました。

さらに「ピンチの時だけに備えるよりも、チャンスを掴むような能力を身につける方がはるかに大切」という事にも気付きました。

次男の将来を想像してみると、学校の勉強(算数や国語)を使うような仕事に就くイメージは湧きません。。。

算数や国語を将来使う究極的な職業といえば「学者」です。

が、学者になる人はかなり少数派でしょう。

では、多くの子供達が今勉強している事が将来役立つ場面といえば「就職・出世」という事です。

有名企業に就職するためには、有名大学を卒業する必要がある。
有名大学に合格するためには、受験で高得点を取らなければならない。

そのための「勉強」という事です。

次男が将来大企業で多くの同僚とコミュニケーションを取りながら働く姿は想像できません・・

となると「もはや学校の勉強は次男にとってたいして必要ではないだろう」と思えてきました。

さらに、私がPTA会長を担い「学校内部がうまく機能していない」と知ることができたことも、学校に行かなくて良いと思える気持ちを後押ししました。

国や教育界は、日本の教育・不登校の問題を考えているのか?

それにしても、国も「不登校を解決しよう!」と言うだけで、現実をわかっていない政治家・官僚が中途半端に教育・学校改善をやっている様に見えます。

「子供をいかに学校へ復帰させるか」を考えているようですが、

・そもそもなぜ学校に行きたくないのか?
・なぜ、24万人もの小中学生が不登校になっているのか?
・さらには、今の義務教育機関に通う意味があるのか?

このような本質的な事を考えてほしいと思っていますが、根性で乗り切ってきたベテラン政治家に不登校の事は理解困難でしょう…

もはや、中学生の次男への学校教育はして貰わなくて構いませんが、もっと若い世代にはより将来を見据えた教育体制を構築していって頂きたいとは思います。

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