時々、実家に帰るのですが、母と話をしていて驚くというより、あきれてしまう事が結構あります。
高い地位の人々の意見を鵜呑みにする母
先日も「NHKの番組で、○○すると眼圧が上がって緑内障になりやすいと言っていた。お前はよく○○するからやめなさい」と。<この情報が広がってしまうといけないので(それほど当サイトの読者さんは多くないと思いますが)、”○○”は伏せておきます・・>
その他にも『大学教授が言った事』『大手新聞に書かれている事』などをいちいち私に説明し、「お前もそのようにしなさい」というのです。(私、もう50歳代ですけど・・)
つまり、地位の高い人・有名企業の事をそのまま信じている感じです。
そんな母から教育を受けた私
思い返すと、私が小さい頃にも同じような事を言っていましたので、私もそのように親の教育を受けていたという事です。
あまり母の言う事を鵜呑みに私はしなかった気がしますが、それでも親の言う事はある一定の方向性へ誘導しますので、私は大きく影響を受けたに違いありません。(先日、実兄と私の考えが違う事に気づきはしましたが・・<過去記事「子育て・教育に関する考えが実兄と違い過ぎて驚いた」>)
「大学に行き、国家資格を取る」というのも、最終的には自分で決めましたが親に先導されていた部分は大きかった気もします。
私は幸いにも「試験で点数を取る事は比較的得意だった」ことと、「私が選んだ職種がその後も衰退せずに続いている」ので、本当にラッキーだったと今では思います。
私の高校の同級生で、私とは違う学部に進学し就職はできたものの、会社自体の経営が悪くなり、リストラされた同級生もいます。
これらの同級生と私の違いは、選んだ学部と仕事だけで、偏差値はそれほど違いはなかったはずです。
本当に私の人生はラッキーなだけだったと思います。
ですので、「母の考えがすばらしかった」とは全く思えず、むしろかなりリスキーだったと感じます。
自分の息子たちには自由にさせたい
それを踏まえて、私は「息子たちに自分の考えを押し付けない」ように気を付けています。
私の考えが古くて狭い可能性がありますし、現代にマッチしていたとしても息子たちには適さない可能性もあります。
ですので、息子たちには「やりたいことをやりな。それがお前たちの強みになる可能性が高い」とだけ、伝えています(実際にどうなるのかは、時が経たないとわかりませんが・・)。
今回、母親の発言を聞いて「私の甥っ子・姪っ子にも同じことを伝えて、彼らがそれをそのまま信じていないか?」と、とても心配になりました。
私が母にいまさら何を言っても無駄でしょうからどうしようもありませんが・・
でも、このように私が「母のおかしさに気付けた」のは、息子たちが不登校になったからだと思います。
息子たちが順調に学校に通っていたら、私も「よし、がんばれ。勉強も部活も!」と思っていた気もします。
そういう点では、息子たちの不登校が私の視野を広げてくれたことは間違いないと思います。
「不登校も悪い事ばかりではない」と思えるようにもなり、私も成長中です💪