今日は、不登校のサポートに関する私見を書きたいと思います。(今朝のXでも手短にポストしましたが)
不登校のサポートと言うと、
スクールカウンセラー、
自治体の教育委員会やその関連部署、
フリースクール、
医療機関(児童精神科など)、
親の会。
などがあります。
「どこに相談するのが良いのか?」と、悩む親も多いと思いますし、そもそも子供が不登校になったときには「どの様な相談場所があるのか知らない」場合も多いでしょう(我が家も、当初全く知識がありませんでした)。
「どの専門家」よりも、「その人」がどうか
結論から申し上げますと「相談するのが良い場所は、『良い人』がいる場所」だと私は思っています。
「そんなことを言われても、良い人がいるかなんてわからない」と反論されそうですが、その通り。「わからない」のです。
結局は「実際に親(可能ならば子供も)が、その担当者とコミュニケーションを取ってみて、『うちの子にとって良い人なのかどうか』を親が判断する」しかないと思います。
ですので、「まずはスクールカウンセラーに」とか、「自治体の子供課に早く相談すべき」とか、巷で様々な意見を見かけますが、担当者が違うのに「スクールカウンセラー」と一括りで判断することは、ほぼ意味がないと思います。
「スクールカウンセラーは役立つか?意味がないのか?」と全国でアンケートを取れば、意見は割れるでしょう。
良いスクールカウンセラーがいる地域では評価が高いでしょうし、そうでない地域では評価が下がるから。
更に複雑な事に「A君にとって評判の良かったカウンセラーが、Bちゃんにとって評判が良いとは限らない」ということもあります。
なぜなら、A君とBちゃんは異なる個性を持っているからです。
親が判断し、決断する
つまり、最終的には「子供(あるいは親)vs 担当者の相性」というか、「子供に対して適切っぽい助言・対応ができるか」によると思われ、相性が良いか悪いかを判断するのが「親」の役割でしょう。
ですので、「この担当の人は、我が子を良い方向には導けない」と思ったら、親がその担当の人が子供に関わるのを止める決断をしなければなりません。
これがなかなか難しい場合も多いでしょう。こちら(不登校の家庭)が、圧倒的に下の立場(=援助を受ける側)だからです。
「ここで関係性が切れたら、私達を助けてくれる人を失ってしまう」と思いがちです。
しかし、ここで冷静に考えなければいけないのは「その人が、自分の子供を助けてくれているか否か?」です。
とても役立っているのならば、子供も親もすでにその担当者に感謝をしていて、毎回その人に会いに行くのが楽しくなっているでしょうし、逆に「その担当者との面談日は気が重い」と感じているのならば、親にとって負担になっているということです。
圧倒的にマイナス要因が多い状態です。
子のメンタルも、親のメンタルも蝕まれないように
子どもの精神状態も重要ですが、親のメンタルも同様に重要です。
我が家が、今までマイナスだった担当者は、スクールカウンセラー、自治体のスクールソーシャルワーカーです。
当時は、私も妻も言い出しにくくてすぐに断れませんでしたが、あまりにも我々親子にマイナスなことが続いたので、その部署の別の人に伝え、お断りをしました。
マイナスでもなかったけれどプラスにもならなかったのが児童精神科で、病院が遠方であったことが負担になり、しばらく通院した上でお断りをしました(過去記事「児童精神科受診⑤」)。
現在も続いているのが、「自治体のこども課(保健師)」と「自治体の心理士」のお二人です。
ここには妻だけが定期的に通っています。
最近は雑談をしているだけのようですが、(きっと)それが妻にとっては良いのでしょうね。
子供も様々なように、担当者(専門家)も様々です。
マイナスになるようなサポートによって、メンタルが更に削られてしまわないように自己管理することはとても大切です。