中学2年生の次男は小学4年で不登校になって以降、学校に行っていません。
つまり中学には入学して以来、一度も行ったことがありません。
恐らく、中学校がどこにあるのかも知らないと思います。
担任教諭には一度も会ったことがない
担任の先生が時々自宅に来てくれたりしましたが、次男は「会いたくない」と言い会えないため、私達も自宅に担任教師に来ていただくのも申し訳ないため、親が学校に行き担任と話をするようにしていました。
当然、次男は面談の場である学校には行きませんが・・
しかし、「学校で教師と親がお話」といっても、あまり生産的な話し合いにはなりません。
ですので、その回数も徐々に減っていきました(というより、私と妻が減らすようにしていきました)。
校長先生からの電話
ところが先日、中学校から連絡があり、それは校長先生からの電話でした。
校長先生が自宅に来て「次男と短時間だけでも話がしたい」と言うのです。
以前、次男が小学校不登校の時代に「生存確認」として、自治体のこども課の人が自宅に来て、少し次男とお話をしていたことがありました。
「ネグレクト」などという事も取りざたされていますので、今回もそれが主目的だろうとは思いました。
しかし、次男は自治体のスクールソーシャルワーカーからひどい事を言われて以降、他人とは一切会わないようになりました。(過去記事「自治体のこども課⑤」)
あれから2-3年過ぎていますが、祖父母にも会わなくなっています。
私自身は「なかなか校長先生と会うのは難しいだろうな」と思いました。
しかし、妻が次男に訊いたところ「まあ、いいよ」と返事をしたらしいのです😲
私も驚きましたが、直接その返事を訊いた妻はかなり驚いたらしいです。
でも、最近は「次男が成長している」と感じる出来事も度々あったので、「やはり成長しているんだなあ」と改めて感じました。
そして、妻には自治体こども課の保健師さんからも「学校から連絡がありましたか?」と電話をいただいた様です。<この保健師さんは、妻が信頼している人です(過去記事「自治体のこども課⑧」)>
やはり、学校と自治体が連携をしていたのですね。これは良い事だと思いました😊
そして、当日
当日は、約束の時間に校長先生が来られたようです。
私は不在でしたので、残念ながら会うことができませんでしたが。
そして・・・
次男は・・・
「玄関に出てきて、会いました!」(妻からの情報)
かなり次男の事を気遣ってくださり、本当に短時間(30秒ほど)で挨拶だけして帰られたそうです。
この話を聞いてなかなか感動しました。
教育者の人ですと、正論を振りかざして「少しでも学校に来た方が良いよ!」などと言われたらどうしようかと、私は心配していましたので。
次男の成長と、校長先生の気遣いにとてもうれしく思いながら、その日の夜は眠りにつきました。