中学生次男は、現在不登校です。
小学4年で不登校になり、中学2年の現在まで不登校継続中です。
そして、今後も中学卒業するまで登校しないでしょう(と思います)。
でも、中学校には所属しています。
義務教育においては所属しなければならないからです。
しかし、年々増加している不登校に対してこのような「形式的な事を続けていて良いのか?」と疑問も湧きます。
変わらない日本の教育
現代の義務教育に合わない児童・生徒が増えている。というよりも、「現代の義務教育が現代に合わなくなっている」のだと思います。
「全国学力・学習状況調査」も、高得点競争になっていたりもします(過去記事「全国学力・学習状況調査で事前対策しすぎてモメている」)。
多様な能力を持つ子供たちに対して、旧態依然とした平準化した一方通行の教育では、かなり子供たちに負担があるのですが、義務教育の内容を決める組織(文科省とその関連組織)がそれに気づいているのか?
恐らく気付いている方々はいらっしゃると思いますが、その新しい考えが文科省という組織の中で握りつぶされるという事は、いかにもありそうです。
私自身は「学校を変えるのはとても難しい(ほぼ不可能)」と思っており、それよりも「学校以外の教育の場を新たに作る」のがはるかに実現可能だと思います。
とは言え、1か月ちょっと前に「学校に行かずフリースクールに通うのは、子供のわがまま」と発言した市長がいたように、いまだ学校至上主義の権力者もいらっしゃり、こちらも簡単ではありません。
ですが、「学校を変える」よりは、はるかに実現の可能性は高いと思います。
早く改革をしないと、子供は大人になってしまう
しかし、こんな話をしているうちに、うちの次男は義務教育年齢を終えてしまいます。
「はやく現在の義務教育の括りから外れたい」と思うのと同時に、「次男にとってつらいばかりだった義務教育って何だったんだ」という気持ちが湧いてきます。
海外では、教育のスタイルを大きく変えたり、国の予算を教育により多く割り当てる改革をした国もあるようです。
しかし、現在の日本政府は、国民に飴を与えてご機嫌を取りながら外国にも飴を配って良い顔をする。
一方、給食を含めた子供の教育へのお金と労力はケチるばかり・・
国の未来を考えた政策は見えません。
次男は、このまま形式的な所属を続け、形式的な卒業証書を貰うのだと思いますが、10年後にはもっと教育の選択肢が増えて、次男のような子が少なくなっていてほしいと思います。
そのためには、国の未来を考えられる人材が文科省や国政に必要だと思います。