不登校の息子が将来できそうな仕事を探るためNFTゲームを私が始めましたが、残念ながらそのゲームのNFT化は中止となりました😥(過去記事「息子たちが将来できそうな仕事を考える④」)。
そして、今日は仕事というよりも日本の雇用について考えてみたいと思います。
今まで働いたことが無い、あるいはしばらく(ここ数年)働いていなかった人が働き始める場所がほぼ無い。
これは現在の日本の大きな問題です。
一度躓いてしまうと、職を得られない。
就職氷河期
私は就職氷河期世代ですが、仕事が特殊だったため幸い就職できました。
しかし、同級生では苦労した人たちが多く「大学卒業と同時の就職は難しいから、(取りあえず)大学院に進学し就職を先延ばしにする」という人もいました。
そして、そのように2年(あるいは4年)先延ばしした人が就職するときにはさらに景気が悪くなっていて・・
「大学院まで行って修士号も取ったのに、就職できなかった」と嘆く同級生。
私の年代ですと、むしろ高卒で就職した方が良かったと思える世代です。
ですので、30歳頃に同級生で集まると「高卒で公務員がベストだった」なんて言う人もいました。
就職氷河期の当時、この問題に対して国は効果的な対応をしませんでした(試みていたのかもしれませんが、そのように見えました)。
現在実施している氷河期世代への支援の効果…
そして、反省を示して始めたのが(遅ればせながら)、厚労省や内閣官房の「就職氷河期世代支援」ですが、時々話題にはなりますがうまく機能しているのでしょうか?
40歳代になってから色々サポートしてもらっても、それまでスキルを磨く場面が無かった人たちの就職はやはり難しいでしょう。
「スキルを磨いてこなかった本人が悪い」という自己責任論もあるようですが、それでは当時の「就職できない本人が悪い」という自己責任論の繰り返しです。
「国に期待していてはダメだ」というのはその通りなのですが、自国民の生活を改善する事は、国(政治家・官僚)の仕事でもあります(そのために国民は税金を払っています)。
個のスキルが必要
そして、この20-30年の日本の情勢と、同級生の状況を考えてみると「個人のスキルが重要」と思います。
スキルと言っても色々な分野があります。
その時代に必要とされるスキルがあれば職も得られやすい。
そして必要とされるスキルは時代によって変化する。
学歴は超有名大学ならば有利になるでしょうが、それだけでは仕事の継続は難しいでしょう。
そして、その時代によって重宝されるスキルは変わるので、「何のスキルを身につけておくのが良いか?」という問いに対する明確な答えはなさそうです。
未来を予測することは困難ですから。
であれば、「子供は自分の好きなことをやって、知らず知らずのうちに自分のスキルを磨く」ことが結構大切になると思っています。
もちろんそのスキルが未来の社会で役立たない可能性もありますが、周りと同じ勉強を嫌々しているよりは可能性はあると思っています。