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全国学力・学習状況調査で事前対策しすぎてモメている

その他

本日は、息子たちのことでは無く、日本の義務教育における最近の問題を少し考えてみたいと思います。

県別で結果(成績)が公表される

文科省が毎年、小学6年生と中学3年生に対して、全国学力・学習状況調査をしています。

そして、石川県が例年成績が良い様なのですが、「良すぎて問題になっている」という記事を読みました。

つまり「事前対策をし過ぎている」という事です。

過去問を繰り返し解かせている学校が44%あり、「テスト対策」をしていると。

県教育組合が「学力”調査”であって、”テスト”ではない。事前対策をし過ぎて子供の実態を正しく知れなくなっている」という苦言をを言われているようです。

しかし、この”調査”の結果は毎年県別で公表されるので、すなわち順位もわかります。

となれば、「できるだけ上位に入りたい」と教員も思うでしょうし、もしも順位が低ければ、親から「なんでうちの県の成績はこんなに悪いのか!」とクレームにもつながり得ます。

むしろ、県の教育委員会から叱責されそうな気もします。

テスト高得点競争

”調査”と言いながら実際には”テスト”になっているので、一方的に「事前対策するな」と言われても、やめるのは容易ではないでしょう。

「結果を公表しなければよい」という意見もあるようですが、国に隠される事に対して不満を感じる国民も多いでしょう(特に、近年は国の隠しごとが多いので・・)

結局は偏差値競争が根底にあるのだと思います。

教育者・親がこのような数値を意識するため、競争意識が生まれるわけです。

そして、そのような考えの大人は全国の多くの地域に一定数いらっしゃるでしょうから、”調査”という名の”テスト”を実施する限りは「事前対策」も行われるでしょう。

「結果は公表するけど県ごとの結果は示さない」は、アリな気もします。

大都市ですと、都市別の結果も示されているので、そうするとライバル都市同士での正答率争いを意識する教育者もいるのではないでしょうか?(神奈川県からは、横浜市・川崎市・相模原市の3都市で都市別正答率が公表されています)

調査結果を活かしているのか?

そもそも、この”調査”結果を踏まえて、より良い学校教育に改善されているのかも疑問です。

”調査”の目的も今一度明確にし、その結果の活かし方も考えていただく必要があると感じます。

また、親も「このような事前対策が、将来自分の子供のためになるのか?」という事を今一度考えてみることも大切だと思います(過去記事「子育て・教育に関する親の考えが、現代に合っていないかも…」)。

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