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PTA会長になる?

PTA

会長を辞退するか…  

長男が不登校になり始めて3ヶ月後に、次年度の役員決めがありました。
私の地区から次年度の会長が選出されることは以前から決まっていたらしいです。
それを知っていた人は前年度までに役員を敢えてやったりしていたようですが、のんびりした妻はそのようなことは全く考えずに決戦の日を迎えました。

これに先立ち妻と相談したことが「会長を辞退させていただくか否か」です。
前述の通り3ヶ月前から長男は不登校になっていました。
私たちの住んでいる場所は田舎ですので近所の人たちもすでに知っています。
「息子が学校に行けていなから会長は勘弁してください」と言えば、うちの地区の人は良い人が多いので可能だろうと。
しかし、息子の不登校を理由に免除してもらったら、もし息子が登校したくなったときに登校しにくくなるだろうとの結論になり、妻が普通にくじ引きに参加することにしました。
とても難しい決断した。

PTA会長へのクジ引き

会長候補者は3人。
3分の1の確率です。
はじめ3人で話し合いの時間があったそうですが、皆やりたくないので当然話がすすみません。
業を煮やした司会者(当時役員)がすでに準備してあったクジを出し、くじ引き実施となったそうです。

そして…妻は会長を引いてしまいました!
その場でどのように声をかけられたかわかりませんが、微妙な空気が流れたと想像します。
前述の通り我が地区の方々は良い人ばかりです。
そして、我が子の不登校のことを知っています。
となると妻に対しては「ちょっと申し訳ない」と皆さん思いつつも「でも、自分が会長やるのも…」という感じだったと思います。

意外に前向きな私

帰宅後妻は泣きながら私に謝罪しました「ごめん」と。
しかし、妻が決戦に向かう前の私の気持ちは「やりたくない気持ち半分、やってみたい気持ち半分」でした。
2年前の自分でしたら「PTA会長なんて絶対やりたくない!」でしたが、息子たちが不登校になって「そんなに子供たちが嫌がる学校ってどんな感じなの?」と思うようになっていました。
ですので「会長になっちゃった。ごめん」と妻から聞いたときも「なったからには、頑張ろう」とそれなりに前向きな気持ちになっていました。

(PTA会長を1年経験後、amazonでKindle本「PTA会長の一年間」を出版いたしました。参考にしていただけると幸いです)

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