私は二人の息子に対して「強い男になってほしい」と小さい頃から望んでいました。
男の子を持つお父さんで、同じように思う方もおられるのではないでしょうか?
今は何かと大変な世の中です。
会社に入っても、大変な事・理不尽な事があるでしょうから、そういう事に耐えられる男に育ってほしいと。
しかし、次男が小学4年で、長男が中学2年で共に不登校になりました。
私自身が一番つらかった時期は、それぞれ二人が不登校になったばかりの約1か月でした。
私のそれまでの価値観がすべて崩れ、どう対処すべきか全くわからなく、苦しんだ時期でした。
この不登校になった初期に父親がやってはいけない事(ついやりがちだけど)を私なりに振り返ってみたいと思います。
①気合いで学校に行かせようとする
「学校には行くのが当然」という固定観念があります。
ですので、息子が不登校になった当初は「あり得ない!何とかして登校させなければ!」と、とても焦りました。
しかし、今現在は「行きたくないなら行く必要は無い」と心から思えています。
「どうして学校に行くのか」という点は、お父様自身でもう一度考えてみると良いかと思います。
「周りの子もみんな行っているから」というのが恐らく本音でしょうし、さらなる理由付けとして「将来必要な社会性を身につける」や「将来必要な基礎学力を身につける」なども次第に思い浮かぶかもしれません。
でも「それって、本当に学校に行かないと身につかないのか?本当に必要な事なのか?」を考えていくと、だんだん「学校に行くべきか?」が見えてくると思います。
②妻の子育てを責める
幸い私は口にしていませんが、心の中では当初少し思っていました(妻よ、すみませんでした🙇♂️)。
私はそれほど古い考えの人間ではないと思っていますが「父親は仕事を、母親は家庭を」という考えは多少持っていました(やはり古い考えの持ち主?)。
しかし、それよりも「子供の事は、母親の方が父親よりもわかる」という事を息子が生まれた頃からずっと感じていたことの方が大きかったと思います。
幼児期に、息子たちは私と一緒に寝たがりませんでした。
生まれてから(さらに言えば生まれる前から)、より長く一緒にいる母親の方が、父親よりも信頼関係が築けているという事は、ずっと感じていました。
(ちょっと悔しいですが)今でも「母親の方が、父親よりも子供の事をわかっている」という認識は変わりません。
しかし、父親なりの子への役立ち方もあると気付いてきました。
ですので、「父親と母親は、協力して子供に接する」というのがやはり基本であると今では思っています(当然のことですが)。
③登校しない理由を子供に追及する(論理的に)
この「論理的理由を」というのは父親がとてもやりがちだと思います。
何か問題があった場合はその原因を見つけるというのは、職場などでも実践されている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
私も一度だけ息子に「どうして学校に行きたくないんだ?」と質問したことがあります(過去記事:「長男の不登校始まる…」)。
しかし、息子の答えは「わからない…」でした。
私は「そうか」と言い、何も問い返しませんでしたが、この問い返さなかった事はいまでもファインプレーだったと思っています👍
実は口にはしなかったものの「わからない訳が無いだろう。何か理由があるはずだ」と心の中では強く思っていました。
しかし、理由があるにしろ「今は言いたくない」のだろうと思い、それ以上追求しませんでした。
息子の不登校理由についてはいまだによくわかりません。
「何か理由があった」のか「本人もよくわからないのか」。
どちらにしても、本人が喋りたがらない限り理由は追及しない方が良いと思っています。
まとめ
以上、私なりの3つのやるべきでない父親の行動を述べました。
うちの息子と私の経験に基づいたもので、全員に当てはまるわけでは無いかもしれませんが、「不登校の母親のブログは多いけど、父親のブログは少ない」という御意見も聞いたことがありますので、少しでも参考にしていただければ幸いです。