本日は、息子たちの直接的な話では無いのですが、「息子たちはこのような職場では絶対働けないだろうな」と思った出来事があったので、そのことについて書きたいと思います。
親方の声が響き渡る
先日、我が家の前で道路の補修工事を1週間ほどやっていました。
すでにアスファルトの道なのですが、ヒビが入ったりしていたため舗装の一部を修正です。
そこには5人ほどの工事作業員の人達がいらっしゃったようです。
その中のリーダー(親方とでも言う?)が、色々と指示を部下に伝えているのですが、50~100mほど離れた部下に言っているためかなり大きな声で指示をしていました。
我が家の目の前なので、とてもよく聞こえました。
普通の指示であれば、わたし的にも問題なく「暑い中、元気に働いていらっしゃるなあ」と応援したくなるのですが、リーダーの指導がかなり「軍隊式」とでも言いますか、きつい言葉でした。
例えば、「ボケ!そんな風にいつもやってないだろ!」「そんなところに立っていたら邪魔なだけなんだよ!」などです。(その他もたくさんありました・・)
繊細な息子はそれを聞いて大丈夫か?
私が聞いていて気分が悪くなりましたが、私が心配したことが「息子たちが、ストレスを感じていないか?」という事です。
特に、繊細な次男は大きな音だけでも以前は怯えたりしていました。(最近は、そのような場所には行かないので、どうなのかわかりませんが・・)
さらに、他人への罵声です。
かなりストレスかかったと思います。
昼夜逆転なので(過去記事「次男はなぜ昼夜逆転しているのか?」)、眠っていた可能性もありますが、1週間続いていたので部分的には聞こえた時間はあったはずです。
私から次男にわざわざ「どう?つらい?」と訊く雰囲気でも無かったので、私は妻とだけ話して「なかなか過酷な現場だね。あの部下の人は大丈夫かね?」と妻も同じように感じていたようです。
指導が理不尽か?愛があるか?
私の職場も、以前は上司からの指導はかなり厳しく、私が新人だった頃はかなり理不尽なお叱りを受けたものでした。
やりがいのある仕事内容で忙しいのは、つらいと思う事はありませんでした(体も丈夫だったので)が、理不尽な指導に対してはかなりストレスを感じていた記憶があります。
それに対して「愛情ある厳しい指導」というものも経験しました。
同じように「怒られる」のですが、しばらくして考えてみると「確かに自分が悪かったな」と思える様な内容です。
そのような愛の有る指導ですと、時が経つにつれて感謝の気持ちが増えてきて、今では「あんなダメだった若造の自分に、よく本気で指導して下さったな」と思うことも多いです。
「厳しい指導」と言っても、「指導を受ける部下のことをきちんと考えているのか?」が、とても重要だと思います。
最近の若者は「会社がホワイトすぎて不満になる」らしいので、息子たちにも是非とも「愛情ある指導を将来受けてほしい」と思ったりもします。
しかし、「心が強くない息子たちはちょっと叱られたらもう駄目だろうなあ」と、やはり思ってもしまいます。
指導のバランスって難しいですね。